紙ヒコーキ

年下攻め若干多めのBL小説サイトです。毎週日・火・木曜日更新です。現在は大学生モノを連載中ですが、今後は軍事モノにも手を出す予定・・・。耽美な雰囲気と文章力向上をめざし日々精進です。

あとがき

 

話の更新を楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃいましたら、大変申し訳ございません。yukinoでございます。

今回は今まで書いてきた短編、中編のあとがきを掲載したいと思います。
このブログは作者が二人おりますし、それぞれがどんな思いでひとつずつの作品を書いているのか、
恥ずかしながら少し語らせていただきました。
次回の更新は未完成ダイアリーかフレイムの続きを予定しております。
ここ最近、更新が不定期だったので、できれば日曜日までにあげたいと思っております…!
ではまず、chaiのあとがきからご覧くださいませ!

◆chai あとがき

 Rick's Daily 003

yukinoの話を受けて、この愛すべきワンコと二人が出会うところを書こうと思ったんですよね。二人の恋心はきっとこのワンコの成長とともに大きくなってきたんだろうと勝手に思って、好きに妄想を広げさせてもらいました。

自分が書いたものを見返すと、もうつたない文章ばかりでリズムも悪いし文の切り方もとんでもなく下手だとは思いますけれどもう公開してしまったので修正はしません。笑

エヴァンはきっとクライヴの部下の中でもっとも彼に従順で、真面目で…真夏の炎天下での訓練にも弱音も愚痴も言わないようなストイックな男性だと思うのです。でも、そのよく鍛えられた肉体の内側にはとても優しい心を持っている。しっかり者で責任感が強く、いつもチームを冷静な目で見てキャプテンであるクライヴの補佐をしているんでしょうね。 

逆にクライヴはちょっとメンタルが弱そう(笑)と思っていたので、豪雨と荒れ狂う河川を見て激しく動揺しキャプテンなのに本部に連絡も入れずエヴァンのもとへ駆けつけているっていう…(笑)その間も被害妄想が半端じゃないんですよね、水死体で見つかったらどうしようとか、縁起でもないことを考えています。

エヴァンが泳ぎを不得手としていたことをクライヴが思い出して余計にぞっとするっていうのをどうしてもやりたかったので、やらせてもらいました。なんかそのほうが愛を感じるじゃないですか(笑)

 

そして私、年下の部下が上司のことを「あなた」と呼ぶのが大好物なので今後もちょくちょく登場すると思います。なんか、「あなた」っていいですよね。特別な響きがあるような気がいたします。

 

永遠があるならこんな形だろう

これは単に女性を絡ませたかっただけというか…(笑)

きっとコリンは女性にモテるんでしょうね。自分に好意を持ってくれている女性に対して今まではケジメを付けることができなかったけれど、ようやくきっちり「もう会わない」と伝えることができたという部分を書きたかったんですよね。

やっぱり同性同士の恋愛ってこう、お互いの「異性に対する無関心」を信じられないところってきっとあるんじゃないかなと思っていて。勿論二人がもう心底お互いのことをよくわかっている状況であればそんな疑惑は生まれないでしょうけど、すべてのカップルが果たしてそういう安堵を手に入れているかと言われればそうでもないんじゃないかと(笑)

コリンとフレッドの場合は、付き合っている年月が短いかお互いに今まで脅かす女性の存在がなくてその問題と向き合ってこなかったという感じなんじゃないでしょうかね…。


◆yukino あとがき


Rick's Daily 001,002

最初からわんこ視点で書きたいというのは決まっていたので、あとはどうやって犬っぽさを出すかを考えました。
あまり難しいことは言えませんし、リックの日記みたいなつもりで書きたかったので日本語的に見て「ん?」となるものもあったかと思います。それがリックらしさと伝わるか「作者馬鹿だな~」と伝わるか、そこが気がかりでしたね。
最初、リックはエヴァンに拾われたからエヴァン贔屓ということにしてしまおうかと思ったのですが、そこはリックの可愛らしさを出すためにあえてどちらとものことを大好きなわんこにしました。イメージは茶色のゴールデンレトリーバー
元々わたしが1,2話を書いていて、それで終わりのつもりだったのですが、それを読んだchaiがなれそめ?というか拾ったシーンを書いてくれたのでそのまま繋げてしまいました。感謝ですね、こうして繋げてくれたのには。
2話は結構わたしの書けるギリギリの描写だったりします。そのままモロに名称を出したり、行為を示す動詞をあまり書きたくなかったんですよね。そうすると陳腐さが出てしまうのではないかと不安で。もちろん一般論ではなく、わたしが書くと、という意味ですよ?ま、エヴァン君ふつうに言っちゃってますけどね!
というわけで、まあドSなエヴァンとそれに翻弄され(男を寄せ付けやすい)クライヴという図を書きたかったってだけなんです。

 

セカンドラウンド

ザ・蛇の生殺し!
若くて元気だし物足りない!派のシリルと、一回たっぷり愛し合えばいいじゃない派のダグラス。この蛇の生殺しにされて1人悶々とする男の子って可愛くないですか!
で、恥ずかしさのあまりプロレス技決めちゃうお転婆さんなんですね~ダグラスは。
なんかもう、読み返してみても「ああ、はいはいお幸せに」となるだけですねこれに関しては。


美しい棘

デイヴはクラークが好きだし、本当は奪いたいとも思っているけれど、そうはしない紳士。
そしてクラークは人としてデイヴが好きだから隙を見せたり、デュークのことを惚気たりする。
…ねえ待って、名前つけてくれたのchaiなんですけど、わたしこの名前なんかどれもピンとこないんですけど!名前変えてもいいかなぁ?(笑)

※本当に変えちゃいました!デイブ⇒エリック、クラーク⇒グレン、デューク⇒レオンになりました~!

とにかく酷い男のことを好きだと信じ込んでいる男のことを好きな健気な男を書きたかった。男ばかりでくどいですよね、わかります

恋人同士の関係性って本当にたくさんあると思うので、
もちろん「生産性のある行動をともにできる」関係が心地がいいっていうカップルもいるだろうし、
逆に「何もしないでいられるくらい気楽」な関係じゃないと胃もたれ?するという人たちもいると思います。
だから一概にどちらが正しいとかではないんですよね。
本人たちに合った過ごし方ができていれば、その一緒にいる時間はかけがえのないものですから。
これは短編にしてはかなり長くなっていたので、じつは2つに分けようかと思ったのですが、
ただでさえダラダラしてるのになぜ分けて長引かせる必要があろうか、いや、ない、と思いまして。
でも書きたいことはいくつかあったんです。
まず、さっきも書いたように「本当は奪いたいと思っているけれど、本人の心が動かないとどうしようもないとわかっている男」ですね。これは結構現実でもあるんじゃないかなと。本人は相当のジレンマだと思いますが、私はこういう気遣いを併せ持った愛情って、とても大事だと思うので。
そして二つ目は「付き合っている事実がほしくて、相手が好き放題やっていても何も言えない(何も言えないというのは我慢しているわけではなく、無自覚で)」という状況。
これは結構特殊かな、と思ったのですが実際憧れの人とかと付き合うと誰でもこうなっちゃうのかもしれないなと思っています。
三つ目は「心身ともに疲れた愛しい人を目の前に、かいがいしく世話を焼く部下」です。これはただの萌え衝動です。
たぶん自分でも「愛とは何ぞ」とか「恋人とは何ぞ」とかを考えてしまって、
色々考えたものを詰め込んだらこうなったという感じでしょうかね…。

 


さて、フレイムと未完成ダイアリーについては後々ゆっくり語るとしますね。
今回こうしてあとがきを書いたのにはわけがあります。
もちろん自分の覚書や、自分の萌えを共感していただきたいという思いも強く!ありましたが、
このあとがきをほとんど書き終えた後、移転を検討しています。
すでに、サイト自体は出来ているのですぐにお披露目できるかと思います~!
今回移転を決めたのは、見に来ていただけている読者様に不便な思いをさせているからというのが一番でした。
やっぱり小説とかはブログ形式だと見づらいですよね。
最新話が一番上に来てしまうのでどうしても最初から読むときに不便で。
それで色々タグを試してみたりはしたのですがどうも難しく。
またサイトが移転しましたらこちらでお知らせさせていただくのでその際はぜひ何卒よろしくお願い致します。