紙ヒコーキ

年下攻め若干多めのBL小説サイトです。毎週日・火・木曜日更新です。現在は大学生モノを連載中ですが、今後は軍事モノにも手を出す予定・・・。耽美な雰囲気と文章力向上をめざし日々精進です。

永遠があるならこんな形だろう

 

久しぶりの休日なのに、コリンは早々にどこかへ出掛けてしまった。
今日は晴れているし、気温もそこまで高くない。出掛けるにはちょうどいいだろう。フレッドも外へ出ることにした。歯を磨いて顔を洗う。コリンと兼用で使う洗顔料はミントの香りがして気持ちがスッキリした。あとは適当に寝癖をおさえて、服を選ぶ。

コリンは服装にそこそこ気を遣っていて、色んな服をオシャレに着こなしているがフレッドはあまり服に興味がない。出かけるときはいつもコリンが適当に見繕ってくれたものを着るが、あいにく今日はコリンがいない。一人で服をコーディネートする自信もなかった。全く困ったものだ。

何にしようかと頭を悩ませながらクローゼットに歩み寄る。今までコリンが組み合わせてくれたものを必死に思い出すが、休日はとうの昔だ。あまり覚えていない。

ふと視線を落とすと、“フレッドへ”と書かれた紙と綺麗に畳まれた洋服が置かれていた。今日出掛けることを見越してコリンが適当に見繕ってくれたのだろう。こういうところがさすがだと思う。
紙の下に置かれた服を広げて身につけていくと、コリンらしくありながらフレッドの年齢を考慮してもあって自然なコーディネートになっていた。
フレッドは一人微笑んで鏡に身を映す。やっぱりコリンが選んでくれた服に間違いはない。
すっかり気詰まりだった服のことも解決した。フレッドは上機嫌で家を出た。


街を歩くのも久しぶりだった。別に何か欲しいわけではないが、何の目的もなく街をブラブラするのもたまにはいい。
でも、街で気の利いた店を知っているわけでもないから店に入ることもなく本当にただウロウロするだけになってしまっている。何か目的がほしいと思案して、フレッドはショッピングモールに立ち寄ることにした。

最近出来たばかりだと言うこのショッピングモールは、いかにも若者向けという仕様ではなく、中高年も取り込もうとしているらしい。
1階から3階までは大人の落ち着いたフロアが続く。若者はモールに入って目の前のエスカレーターで上の階へと上がって行き、中高年はそのまま進んでフロアを見るという棲み分けがなされていた。

フレッドがそのままフロアを進むと、ジュエリーや化粧品の店がいくつも立ち並んでいた。化粧品に付けられた値札には驚くくらい高価な値段が書かれている。
別に金に困ってはいないが、化粧品なんてフレッドの生活には無縁すぎて相場が掴めなかったから余計に驚いた。たかだか口紅にこんなにもお金がかかるものなのか。
フレッドは街を歩く女性に同情した。綺麗に着飾るのには大変なお金と時間が必要なのだろう。男はその分楽でいい。

「少しご覧になりませんか?プレゼントなんかにもぴったりですよ」
そんなことをぼんやり考えながら歩いていると、ジュエリーショップの女性店員に声を掛けられた。綺麗にしているが、歳はフレッドと変わらないくらいだろう。
ニコニコしていて好感が持てる。なんとなくそのまま頷くと、フレッドは店に入った。

「今日は何かお探しで?」
何のアテもなく歩いていたフレッドはその質問に戸惑った。別に何かを探していたわけではない。でも、そう言えばきっと店員も困ってしまうだろう。

「あ、いや、あの恋人へのプレゼントを。少しね」

フレッドの咄嗟の嘘に店員は微笑んで、質問を続けた。

「そうでしたか。どんなものがいいとか、お好みはありますか?」

ただ、話し相手が欲しかっただけかもしれない。フレッドは自分で苦笑いした。今日はコリンがおらず、朝から一人でなんとなく寂しかったのだ。

「そうだな、うーん、できるだけシンプルなものを」

コリンの指につけるとしたらどんなものがいいだろうか。あの細く綺麗な指に似合うもの。

「こんなものはいかがですか?」

店員が出してきたものは少しコリンには派手に思えた。いや、見た目にはこのくらい派手なもののほうがもしかしたら似合うかもしれない。でも、内面の堅実さや真面目さを知っているから、これではないと思ってしまう。

「…もう少し、落ち着いたもののほうがいいな」

フレッドはそう言いながら、すっかり買う気になっている自分に気が付いた。たまにはこういうのもいいだろう。喜んでくれるに違いない。

「ではこれはいかがです」

店員は次々と指輪を出してくれる。それをフレッドがぼんやり見ていると、店員が顔を覗き込んだ。

「お聞きしてもいいですか、お相手のこと」

店員の言葉に眉をひそめる。コリンを人に伝えるとしたら、どんな言葉が適切だろう。

「そうだな…、真面目で堅実だけど、顔はとても端正です。指も細くて綺麗だ」

言ったあと、その店員の表情を見てフレッドは少し神妙な気持ちになった。同年代の店員は思案顔だ。少し抽象的すぎたのかもしれない。

「…それなら、こんなものはどうですか?」

店員が差し出してきたのはなんの飾りもないプレーンなリング。だが光り方が綺麗で、仕事のときに邪魔にならなさそうなものだった。店員が思案顔だったのはフレッドの言葉が抽象的すぎたから反応に困ったのではなく、どのリングがいいものかと考えてくれていただけだったらしい。フレッドは少し安心した。

「ああ、これはいい。これなら似合うだろう。ありがとう、これにします」

フレッドはほぼ一目惚れで購入を決めた。綺麗なゴールドに光っている。デザインの線は細く、綺麗なあの指を邪魔することはなさそうだ。

「かしこまりました。ありがとうございます。では、サイズをお探しいたします。彼女さんのサイズ、おいくつかわかりますか?」

フレッドは困ってしまった。そうか、リングを買うにはサイズが必要なのか。そんなもの、わかるはずがない。

「ああ、すみません。サイズ、わからないんですが」

「それならちょっとお待ちください」

やはりそういう客もいるのだろう。店員は手早く店の裏手に下がると、何か持ってきた。

「これで指のサイズ、なんとなくはわかりますか?」

そこにはいくつかの鉄の棒。それぞれ細さがちがっている。なるほど、とフレッドは思った。これを握ればなんとなくサイズがわかるようになっているのか。

「だいたい、女性なら7~9号が多いと思います」
「……あ、えっと」

フレッドが言葉に詰まると、店員は察してくれたようだ。

「男性の平均はは、15~18号くらいですよ」

店員が微笑む。フレッドは少し気恥ずかしくも、嬉しい気持ちになった。

「ありがとう」

試しに15号から掴んでみる。コリンの指より少し太いだろうか。続いて14号、13号と触って行く。

「あ、これかこれくらいかな」

13号か14号で少し迷った。どちらがいいだろうか。14号だと太い気もするが、かといって13号だと少し細すぎるような気もする。

「何指につけて欲しいかで選んでもいいと思いますよ。13号なら小指か薬指くらい、14号なら他の指ですね」

「ああ、なるほど。それなら、13号で」

「わかりました。ずいぶん細いんですね。わたし、13号の男性なんて初めてです。さぞかし指が細くお綺麗なんでしょうね」

「…そうですね、同じ男と思えないくらい」

フレッドがそういうと店員も少し笑った。フレッドの体型を見て、指のサイズをなんとなく推し量ったようだった。

 

無事買い物が終わり、さらに歩みを進める。煌びやかな店ばかりでフレッドは少し場違いな気がして気まずさを味わった。それでももう少しブラブラしたいと思って歩いていると、あるオーガニック化粧品店に目が止まった。
そこにいるのは、見慣れた服を来たコリン。そして、その隣には小柄で若い女性。二人は何か商品を見ながら笑い合っている。

フレッドはもう一度目を凝らしたが、結果は変わらなかった。どうしたらいいかわからない。二人は親しげで、女性がふざけてコリンの肩を優しく叩く。それでもコリンは笑っている。
フレッドはなんとなく落ち着かず二人の死角に身を潜めた。心臓が高鳴る。なぜか自分が悪いことをしているような気持ちになった。
死角に隠れながら二人の会話が聞こえる距離にまで近付く。

「あなたにはこの香りが似合うわね」
「そう?こんないい香りが似合うなんて嬉しいな」
「わたしにはどの香りが似合う?」
「ううん、ちょっと待って。探してみる」

コリンは目の前の綺麗な色をしたボトルを数本持ち上げて香りを試していく。その左手には大きな荷物を持っていて、直感的にそれが女性の荷物だとわかった。

「…これなんてどうだろう?」

コリンが女性にボトルを手渡す。女性もその香りを試して微笑んだ。

「素敵な香りね。選んでくれて嬉しい」

二人の会話があまりに恋人同士のそれで、フレッドは悲しくなった。自分のつま先を見る。今までコリンと過ごしてきた時間は何だったのだろう。昨晩もコリンは普通に、愛していると言ってくれた。それらは全て嘘だったのか。それならいっそ、捨ててくれればいいのに。それとも、もう一緒に住み始めてしまったから面倒なのか。

「もういいかな?そろそろ帰る時間だ」
「ああ、わかったわ。これだけ買って帰るからちょっとだけ待って」

コリンが時計を見ながら言うと、女性も微笑んでそれに応じた。二人は普段からよく会っているのだろう。
この女性も、もしかしたらコリンがフレッドと付き合っていることを知っているのかもしれない。
女性がレジから戻ってくると、コリンは駅まで送るよ、と歩き始めた。

「今日は彼、おうちで待っているの?」

女性はコリンの腕を掴みながら言う。コリンもそれを特に気にしていないようだった。フレッドは思わず目を伏せる。こんな光景は見たくない。そうは思いながらも、フレッドの足は二人を追いかけた。

「うーん、わからない。出掛けたかもしれないし」

コリンが答えた。二人は駅に向かう遊歩道を歩いていく。

「そう。相変わらず仲良くやってるのね?」
「まあそれなりに。向こうはどう思ってくれてるかわからないけど、オレは今迄にないほど愛してる」

フレッドは複雑な気持ちになった。もはやその彼が誰かというのも変に考えてしまう。コリンが他に恋人を作るほど不誠実な人間ではないと思っている。しかし、だったらいまこうして目の当たりにしている光景はなんだ。

「あなたも随分入れ込んでいるわね。当分わたしの出番はなさそうだし」
「何言ってんだよ。こんな綺麗なお嬢さん、他が放っておかないだろ」
「あなただけよそう言ってくれるのは。本気にしちゃうからやめてよね」
「またまた。オレなんか足元にも及ばないさ。気をつけて帰って。はい、これ」

駅に着くまでずっと、女性はコリンの腕を握っていた。コリンが手に持っていた荷物を渡すと、女性はそれを笑顔で受け取った。親しげな二人は駅に着くと軽く抱き合って別れる。

「またね、ジュリー」
「うん、じゃあね。必ず連絡ちょうだいよ」
「うーん、まあたぶん連絡するよ」
「またそういう言い方して。本当にズルいんだから」
「ほら、はやくしないと電車が行っちゃうよ」
「んもう!」

女性はコリンの顔を恨めしげに見つめた。でもその顔には女性特有の甘えが見える。

「ホームまで来てよ」
「…仕方ないな」

コリンは改札の中に入り、女性をホームまで見送りに行ったようだった。フレッドはその場で立ちすくむ。
二人はどういう関係なのだろうか。


10分くらいして電車が走り去る音がすると、コリンはさらりと改札を出て自宅方面へと歩き出した。
フレッドも慌ててその後を追う。あわよくば先に家に着いていたい。近道を通ってなんとか家まで走って振り返るとコリンの姿はまた見えなかった。

部屋の鍵を開けて部屋に入る。服も脱いで部屋着に着替えると、落ち着くためにアイスコーヒーを入れた。

もう少ししたらコリンが帰ってくるだろう。そしたら、そのときはなんと言えばいい?それとも何もなかったことにするか?フレッドの頭の中はそのことでいっぱいだった。

ぼんやり部屋を歩いていると、置いてあったバッグに躓き体勢を崩した。そのときに手に持っていたアイスコーヒーもこぼしてしまった。
どうしてこういうときにこんなことになるんだ。フレッドは自分が惨めで涙が滲んだ。

コリンはまだ若い。これからどんどん恋愛だってできるだろうし、わざわざ一回り年上の男と付き合わなくたっていいだろう。結婚して子どもも欲しいかもしれない。
好きなのは自分ばかりで、コリンにとってはただの遊び相手なのだろうか。若いうちに男との恋愛もいいと思ったと言われたらそれには何とも言い返せない。
それでも、フレッドの数少ない恋愛史の中で一番にときめきをくれたのは紛れもなくコリンだった。心の底から愛していると思えたのも。

こぼれたアイスコーヒーを拭くために雑巾を探す。普段はコリンが洗って保管しておいてくれているから、どこにあるのか見当すらつかなかった。自分はこうもコリンがいなければダメな人間になってしまったのに、コリンは自分がいなくても何事もなかったかのように飄々と生きていくのだろう。

フレッドは雑巾を探すのを諦めて、お気に入りだったタオルで床を拭いた。時間が経って広がったコーヒーはなかなか綺麗になってくれない。
みじめな思いが胸に山積して、フレッドの目から涙が零れた。

そのときだった。ガチャンと鍵を開ける音がして、コリンがただいま、と明るい声で言うのが聞こえる。
フレッドは慌てて体勢を立て直し、床をもう一度拭いて立ち上がった。足音に振り返ると、コリンが手を広げてフレッドに近づいてくる。

「フレッド、ただいま戻りました。会いたかった」

コリンはそのままフレッドに触れるとそつなくアイスコーヒーのグラスを奪いテーブルに置いた。そしてフレッドをぎゅっと抱きしめる。

「ああフレッドの匂い。落ち着く」

コリンは首筋に顔をうずめて満足そうにしている。心がざわつくフレッドは、その身体を素直に受け止められなかった。

「…フレッド?」

その様子を不審に思ったのだろう。コリンが顔を上げる。フレッドと目が合うと、コリンは驚いた顔でフレッドの目元を拭った。

「フレッド!?どうしたんですか?なんで泣いてるんですか」

コリンの瞳に曇りはない。まさか今日のことがバレているなんて思いもしないのだろう。

「かわいそうに…。どうしたんです。話してみて、フレッド」

頭を撫でられてもなお、フレッドの心は尖ったままだ。なんて言えばいいかもわからず、フレッドは途方に暮れた。

「…話せないようなことですか?」

コリンが優しく諭すように尋ねる。フレッドはかろうじて首を縦に振ると、コリンが少しため息をついた。

「ごめんなさい、フレッド。何も力になってあげられなくて。でも、オレはいつでもあなたの味方ですから。いま無理に言わなくてもいいです。だけど…話せるときがきたら話してみてください」

コリンは優しく微笑むと、もう一度フレッドを抱きしめた。そう言われて少しずつ、フレッドの心も溶けてゆく。それでも、このまま隠されているのは嫌だ。

「…コリン、今日、一人で街に出掛けたんだ」
「……なるほど。わかりました、フレッド。あなたのその涙の原因は、もしかしてオレですか?」

フレッドは黙って頷いた。今日のことが思い出されて自然に目に涙が溜まる。職場では自分の仕事や置かれたポジション、自分を慕ってくれる部下たちがいて自尊心を保てる。だが、職場から一歩外に出たとき、その自尊心の源泉はコリンからの愛だったのかもしれない。
それを失うかもしれない今、フレッドの心に光はない。

「ごめんなさいフレッド。あなたに黙っていたオレが悪かった。今日一緒にいたのは幼馴染です。彼女はオレのことをよく思ってくれているみたいです。でも、オレにそんな気はない。今日会ったのも、そのことをきちんと伝えたかったからです」

コリンは真っ直ぐにフレッドのことを見つめてくる。フレッドはどこまで信じたらいいのかわからず曖昧に頷いた。

「あなたがどこでオレを見かけたのかはわかりません。でも、オレ、帰りのホームで言ったんです。もう会えないと。オレには大切な人がいるし、そんな人は一人で十分だと」

どこまで信じたらいいのだろう。確かに、今は大規模なプロジェクトが進んでいて女と頻繁に遊んでいるような暇はない。だが、かといって心までは縛れないのが現実。

「だからもう、きっと彼女と会うことはないでしょう。会うとしたら、何年後かに彼女の結婚式に呼ばれるかもしれない。もっとも、自分を振った男なんて呼ぶかわかりませんけど。もしも呼ばれたりしたら、フレッド、あなたも一緒に出席してください」

コリンにここまで言われてもまだ、不安でもやもやした気持ちが残る。コリンがフレッドの顔を見て続けた。

「フレッド、不安が消えないならオレはどこまでも付き合います。何だってお答えします。だから、オレを信じて」

きっとこの先不安になることが何度もあるだろう。でも、何年先でもコリンはきっとこうして不安を解消しようとしてくれる。それならきっと、信じられる。

「すまなかった、コリン。本当はあの女性と付き合っているんじゃないかと疑っていた。随分可愛らしい女性だったから」
「まさか、とんでもない。フレッドのが何百倍もかわいいですよ」
「……いや、そういうことじゃなくてな」
「本当のことを言っただけです」

コリンがいたずらっ子のような表情で笑った。一方フレッドは赤面だ。

「これ、…お前に似合うかと思って」

フレッドは恥ずかしさを押し込めて、今日買ったリングを渡した。コリンは不思議そうな顔で箱を受け取る。中を開けて心底嬉しそうに微笑んだ。

「…フレッド、ありがとうございます。本当に嬉しい…。これでオレは皆にオレの居場所を見せつけることができるんですね」

コリンが誇らしげに笑う。

「そして、フレッド。奇遇なんですが、オレも指輪、買って来たんです。着けてください、肌身離さず。フレッドはオレのものだって、きちんと皆に伝えて」

コリンが出して来たのは美しいラッピングの小箱。フレッドが中身を開けると、シンプルだがしっかりしたつくりの指輪が入っていた。

「フレッドの指に似合うと思って」

コリンがフレッドの指にリングをはめる。フレッドは恥ずかしさとくすぐったさでコリンの目が見れなかった。

「ほら!やっぱり似合う。…フレッド、愛してます。不安にさせてごめんなさい。もう二度と、フレッドを不安になんかさせない」
「ありがとう、コリン。嬉しいよ。この先も、よろしく」

フレッドは柔らかく触れるコリンの唇を受け入れた。そのキスが次第に深くなる。
幸せが心に充満して、山積していた惨めな思いも、不安もすべてを綺麗に拭き取っていく。

それでも涙が頬を伝うのは、やっぱりこの目の前の男のせいなのだろう。

フレッドはそっと目を閉じて、コリンの背中に回した腕に力を入れた。